酒屋をスタートして1か月くらいです。
おけい屋ハナレ酒店という名前。4月20日に酒類販売免許が交付され、ワインショップとして小売りする資格を得た。
おけい屋のハナレを改装?して、酒屋に変えていった1か月。
実際には4月29日からスタートだったかな。
多くのお客様が応援してくれて、オープンして数日で沢山のワインを発送した。
イートインもなくなり、15年間当たり前だった飲食業スタイルは「悪」になり、多くのトライが必要な1年だったなー。
トライって簡単に言うけど、ほぼ闇雲。もちろんちゃんとした人はちゃんとしている。
僕なんかは迷ったり、言うこと変わったり、とんでもないこと言いだしたり。
結局、計算出来てないことばかりだからお恥ずかしい限りです。
でも自分たちなりにやってます・・・。
1か月間、やってみての感想。
やはり楽しい。何が楽しいかというとですね。飲食店って、どうしてもワインリスト50種類とか。その50本に絞るのに大変なんです。。。好きなワインが沢山あり。
ただし、ワインショップをやると、ちょっと気持ち大きくなってまして、色々取れちゃう。この生産者のワインが置けるなんて!そんな夢のようなワクワクを感じています。
そして、実際にはそういう話じゃないんだけど、表示価格自体が今までよりも安い。これは僕らの感覚としてですが。正直。superに置いてあるモノよりは高いものが多いです。1500円くらいから5000円くらいまでかな。
それは弱小酒屋だからしょうがない。飲食店の場合、原価に2000円とかプラスしたり、2.5倍にしたりという計算で価格付けをするわけです。
それがないから、自分たちとしてはこのワインがこの値段なんて!みたいな感じなんですね。今、店で飲めないのだから家で飲む。
家でこんなにおいしいワインが飲めるなんて幸せでしかない。
配達もしたいんです、自分で。だって、ご自宅じゃなくても駅でもね。
実際飲む方へ渡したいじゃないですか。発送じゃなくて。
なんかそんなことをしたいんですよね、楽しくて。考えるだけでワクワクする。
これからの夢も広がります。グラスとかグッズとかね、やっちゃいたい
ただし、やっぱりこれ、難しいなー事業ってって話です、これからは。
最初は買ってくれます。応援してくれる優しいお客様ばかりだから。
6本、12本単位で発送はすることが多いので、どうしてもすぐにまたご発注頂けるわけではない。そりゃそうですよね。。、そんなに飲めないですよね・・・。
だから、最初に買っていただいてからすぐにリピートは難しいわけです。
だから、実店舗で販売をしたいのですが、今は人がいない。。。毎日売れるのは数本です。。。。
せめてお味見だけでもしても良ければいいのですが、よくわからないので、今はしていません。どうしたらいいものか。
やはり、酒提供不可の酒屋って難しい。。。
でも配送の中身を充実はドンドンしています。
コメントや内容をより良くしていくしかないですからね。
事業の難しさってことですね、これはコロナ関係なく、そんなに甘くないのだ!
お酒以外のクッキーとかも、あるけど、まだまだ。
どうしても酒だけだと苦しいかなーと思いながら、そこから逃げたくない自分もいます。
そもそも、ワインショップをやりたいなーって思ったのが、碧が結婚したときかな。
本当はやはり飲食業って女性が結婚したり、お子さんが出来たりすると勤務しづらい業界じゃないですか。彼女が結婚して妊娠した時に、辞める話が出たんです。
その時に、話し合いながら結局「やめるな!」って話をして。
一緒に就職活動してもわかったんだけど。ソムリエでもチーズプロフェッショナルでもホテル経験者、秘書検定、英語が話せても、フルタイム働けない飲食店員はいらないんですよね。どうしても。
それなら、okeiで実例作っていこうぜって。で、色々あるだろうけど、経理も勉強してよ、社長業手伝ってよ、ランチだけやってよ。とかいろいろやらせまくって。
給与は自分で決めさせた。その分働くんだからねって。
控えめに土日休みの分を減らして始まり、昇給していってます。
で、実例を作っているわけで。その目的は、女性社員がオケイで働きたいのに女性だからって、女性の夢を叶えて応援したいのに、なぜか辞めなきゃいけない会社にならないため。
ワインショップとか小売りをしていって、そこには飲食で頑張ってくれたスタッフたちが天下りしていくスタイル。子供たちが来てもいいし、お互いの子どももお互いで見ればいい。そんなokeiスタイルが出来たらいいなって。
だからコロナになり、大変だけど、そこがどんどん進んで楽しいこともある。
そして重要なのが、料理や仕込をするんじゃなくて、我々が愛情深い生産者のワインをセレクトしていくスタイルがいいのです。
チーズやハムとか、仕込がないもので美味しいものをセレクトして。
自分たちが飲食培った知識や経験をもとにセレクトしたものであること重要なんです。
そうすれば、天下り先のワインショップとして成り立つんじゃないかと。
そこには角打ちがあったり(飲める”!)、試飲があったり。そういうコミュニケーションの場所は必要なんですけどね。
夢と希望が詰まったワインショップをこうして碧がやってくれていることが幸せですよ。子供も4歳超えたってことは、あの決断から5年以上かかって、ココまで来たってことか。20周年は、碧がセレクトしたワインで乾杯もできるかね!