ふとお店に飾ってある、「we are okei」と書いてあるパズルに目を通していた。
2004年5月30日。
代理店を一ヶ月前に退社した僕へ最後の送別会が行われた。
その際に沢山の人の寄せ書きが書かれたそのパズルが僕に贈られたのだ。
今でも昨日のことのように嬉しく思う。
そして何か少し泣いてしまっている自分がいた。片付けをしている時に。
「美味しい料理の店を出すのを待ってます」
「夢を追うのはかっこいい、夢を叶えたらもっとかっこいい」
etc・・・。
沢山の心からの贈り物がそこにある。
このお店を出して、すぐ泣くようになった。
沢山の思いやりや優しさや厳しさを真剣に僕に届けてくれる仲間や家族やスタッフ。
その全てが僕の全身に染み渡っているからだと思う。
お金がなかった時、家がなかった時、レストラン時代ほとんど家に帰らず漫画喫茶やお店で寝ていたとき・・・。
その時も今を夢見てたから。
このパズルの眺め、布巾で拭く時、あの時に戻る。
そして感謝というみんなにもらった言葉を心に再度刻むんだ