okeiのコトバ~okeiオーナー片寄雄啓の話~

神奈川大学を卒業し、広告代理店で6年間勤務。ウルフルズ「ええねん」を聞いて、飲食店独立を決断し、退社。2年弱の修業を経て、2005年に29歳で新橋でokeiを開業。(現在、Pizzeria Terzo okei,Viva okei,酒場961,OKEI BREWERY,Atelier de terrine maison okei,filoの6店舗)飲食の事、カズやサザンのこと、人生の事。コトバノチカラを信じて日記に示したいと思います

続けているもの

この日記は現在154日目となる。

日記なんて三日坊主で終わっていた僕がこんなに続くなんて奇跡に近い。
でも考えてみれば、この日記はただの日記ではないからまたそれとは違うのかもしれない。

営業のラスト近く、僕はキッチン裏に1畳もないスペースに腰を下す。
一畳の半分くらいだろうか。
そこにはみんなのかばんやジャケットと一緒に、電話や書類が置いてある。
そしてそこにパソコンがあるのだ。

毎日ココに入り、ブログと売上、ぐるなびの更新、その他事務処理をする。
かなり小さいスペース。

でもココが僕のスペースなのだ。

ここに入り、腰を下し、今日のことを振り返る。
明日のことを考える。
今までのことも。

実はここに入るまで日記のタイトルは決まっていないし、何を書くかも決まっていない。

座って、1−2分でタイトルを考える。
そしてタイトルを打てば後は何だかスイスイかける。

これを150回繰り返しているようだ。

何事も継続は力なりとはよく言ったもので、これも例外ではなく、色んなことを考えさせるし、前に向ける材料にもなる。

いつか何年も経ったら一体何回の日記を書いていることになるんだろう。
その時は何が書かれているんだろう。

続けているもの。
それがあれば安心する。
なぜならそれが自分が示してきた自分だから。

何の偽りもない自分。
それがここにあるということが自信になる。

okeiと言うお店が僕に与えたものは図り知れない。