okeiのコトバ~okeiオーナー片寄雄啓の話~

神奈川大学を卒業し、広告代理店で6年間勤務。ウルフルズ「ええねん」を聞いて、飲食店独立を決断し、退社。2年弱の修業を経て、2005年に29歳で新橋でokeiを開業。(現在、Pizzeria Terzo okei,Viva okei,酒場961,OKEI BREWERY,Atelier de terrine maison okei,filoの6店舗)飲食の事、カズやサザンのこと、人生の事。コトバノチカラを信じて日記に示したいと思います

電話

今日、予約の取り違えがあったようだった。
自分が受けた電話ではなかったので真相はわからないが、
お客様が予約していたと思っていた席がなかったことは事実として残った。

オープンしてから数回そういうことがある。
もちろん自分がしてしまったこともあるし、そうでないこともある。

お客様が怒っていた。
当たり前。。
僕ならもっと怒っていたと思う。

電話というのはすごく怖いものだと思う。
見えない相手とどうやって会話するかでお店のすべてが決まってしまう。
初めて予約する人ならなおのことである。

すごく大切な人を連れてくる方もいるだろう。
大切な時間を過ごしたい人もいるだろう。
その全てを不意にする行為になってしまう。

こうやってお店は潰れていくんだと思う。
お店を続けていくことはこうして難しいことになるんだと思う。

「電話の対応が良かったからこのお店にしたんです」
そう言われたことが何度もある。

それが全てだからだと思う。
お客様は電話で予約するなら電話で判断せざるを得ない。

それをどう考えるかが本当の意味の良いお店の経営だろう。

今一度電話から経営をやり直そうと思う。

そうでないとこのお店は誰にも相手にされない
さみしい店になるから。