okeiのコトバ~okeiオーナー片寄雄啓の話~

神奈川大学を卒業し、広告代理店で6年間勤務。ウルフルズ「ええねん」を聞いて、飲食店独立を決断し、退社。2年弱の修業を経て、2005年に29歳で新橋でokeiを開業。(現在、Pizzeria Terzo okei,Viva okei,酒場961,OKEI BREWERY,Atelier de terrine maison okei,filoの6店舗)飲食の事、カズやサザンのこと、人生の事。コトバノチカラを信じて日記に示したいと思います

変わらない場所と自分の心

pizzeria-okei2007-08-06

8/4の土曜日をお休みしてシェフ中田含め総勢35人の仲間で
ロックインジャパンフェスティバル2007に参加してきた。

今年で6年目になる僕としては夏の恒例行事。
屋外で自由にライブを見てねっ転がって、飲んで、騒いで踊って
パワーをもらってくる。

学生時代を終え、社会人となり、いろんなものの中で少しずつやっと大人になっていくと
クラス単位くらいで旅行行くことなど全くできなくなる。
それはその行事を行うことが仕事の人がいないからだし、想像もできなくなっていくから。
先生という職業があるから修学旅行やいろんな行事が存在できたんだと思う。

団体で旅行したり、何かをやりきることを経験させることも授業の一つなのだろう。

社会人になり、僕はいわば「大人の修学旅行」を少なくても年に1回はしている。
数十人単位の旅行やイベントを。

そのひとつがロックインジャパン

毎年変わらない場所で沢山の仲間と語らうこと。
仲間は増え、みんなの環境も少しずつ変わるけど、
変化する僕らを支えてくれている場所だと感じる。

変わらない場所で話すこと。
たわいもない話だけど、なかなかゆっくり話せないみんなと
時間を過ごす屋外。

みんなで雑魚寝して、重い荷物を持って向かうひたちなか
朝も早く、眠い。
でもそこに何かがあることを分かっているからできるあの二日間。

自分がいま、どんなことを考え生きていて、その中にはいつもみんながいることが確認できる場所。
なんでもなかった自分がいま、やりたいことを見つけ、
日々速度は違えど前には進んでいること。

その幸せと今までとこれからの不安を
あの太陽の下の爆音と15万人の笑顔がすっげーでかい器で包み込んでくれる。

そして僕のokeiが誰かのそんな場所になれたらねーって笑って思った。
変わらない誰かの場所になりたいなと。

ふと1年前の今日の日記を見てみた。
ハッとした。
ほとんど同じ内容だった。
僕はこの心は変わってなかったんだと。
嬉しかった、ありがとう、ロックイン。
この気持ちをくれたのはひたちなかだった。