飲食業を始める前、沢山の本を読み漁った。
「初めての飲食業」
「完全版。これだけ読めば大丈夫」
みたいな本を何冊も買った。
そして電車の中や仕事終わりに読んでいた。
久々に昨日目を通して見ると新鮮だった。
立地、設計予算、運営費、実際の運営。
様々なことが書いてある。
僕は結構マニュアル人間。
まずはマニュアル通り、教えられたとおりにしてみるタイプ。
その上で自分なりに調整をするところはする。
そして今のokeiを見てみると・・・
意外にマニュアル通りだと思う。
駅から近く、わかりにくいが来てくれて気にくれれば、わかりやすい場所。
金額設定も低くできたのは二階だから。
家賃が安いから。
規模は小さくして最低二人でも経営できる広さになっている。
そうこういったことは本に書いてあり、それを目指すかどうかの問題だったのだ。
そのあたりは結構素直な自分でよかったのだろう。
ただ本に書かれていないことは山ほどある。
それをいかに本に書いてある本質を見失わず超えていくか。
これが重要なんだろう。
そして本に最初に書いてあったこと
「好きじゃなきゃ出来ない」
それがすべてかもしれない。
今までできたような遊びもできない。
大好きな人とも会えない。
お金もなくなる。
人からは経営者として見られ、いろんなことを評価される立場になる。
そう、それまでの自分とは違う要素を求められることが多くなる。
でも今までの自分を見失ってはいけない。
だって店をやろうと思ったのは「今までの自分」だから。
そこに本質もやる気も将来もあると思う。
初心忘れるべからずは、初心は後から起こる難関に押しつぶされ、目の前しか見えなくなるから
しっかりと書きとめるなり、自分の場所をしっかりと見つけて、理解しておきなさいという意味だろう。
僕はそういうのがすっごい大事だと思う