okeiのコトバ~okeiオーナー片寄雄啓の話~

神奈川大学を卒業し、広告代理店で6年間勤務。ウルフルズ「ええねん」を聞いて、飲食店独立を決断し、退社。2年弱の修業を経て、2005年に29歳で新橋でokeiを開業。(現在、Pizzeria Terzo okei,Viva okei,酒場961,OKEI BREWERY,Atelier de terrine maison okei,filoの6店舗)飲食の事、カズやサザンのこと、人生の事。コトバノチカラを信じて日記に示したいと思います

30周年

行ってきました、サザンライブ。
この日記がお店の日記っぽくなってどのくらいたつのだろう。
本当はオーナーの個人日記なので、サザンのことばかり書いていても怒らないでください。

50人を超える仲間と参加したサザンライブ。

7万人ということで、すごいスケールのライブだった。

異次元というか1組のアーティストのライブなのか?と思うくらいの人人人。

そして取材陣の数も半端ない。

大人数での参加だったのでいくつかの取材を受けて会場内へ。

ライブ中、サザンを見に来ているのに色んなことを考えていた。

30周年記念ライブ。
僕の人生に近い年数。今までであった人や、今一緒にいる人。

その時間で失ったもの、得たものは数知れない。

2005年12月4日。
この日、サザンのライブがあった。
チケットもいつも同様20人分くらいは持っていただろう。
ただ、自分はいかなかった。
このお店のオープンが迫っていたのだ。
シェフの中田君とも相談して

「今回はあきらめよう。このお店を成功させて必ず次のライブには行こう。
そしてその時はお店を休んで行っちゃおう」と。

そして翌年の夏。
夢はかなった。

フェスという形ではあったが、サザンを一緒に中田君と行くことができた。
あの時、ある曲から号泣して全く動けなくなったことを今でも覚えている。

中田君を連れてこれたこと、それが嬉しくて嬉しくてもう涙が止まらなかった。

そして今年。
フェスという形ではなく、単独ライブが決定した。

本当の意味での約束を守るときだった。
隣では見れなかったが、あの空間を体験することができた。
そして、あの頃と違ったのは、二人ではなかったということ。
総勢4人のスタッフを連れていくことができた。

2年と8か月。
それは短いと思えば短い。

でも僕にとっては長かったかもしれない。
沢山のことがあった。
全ては思い出せないほど。

でもとにかくあの約束を本当に守ることができた。

それがサザン30周年でokei3周年の年。

10倍の年月だけど僕にとっては僕みたいな小さな小心者にとっては
大きな3年。

サザンとは比べられないけどサザンと同じ気持ちだ。

ありがとうという感謝しか彼らスタッフにはいう言葉がないのが
本当残念。

もっと最上級の言葉を手に入れたい