さて、本当はきのう書きたかったジュンスカの話。
10-26に日比谷野外音楽堂で行われたライブ。
20周年記念として復活したジュンスカのラストライブとなった。
会場は同世代で埋め尽くされ、満席だ。
会場の雰囲気も異様で、今にも噴火しそうな地響きが聞こえるようだった。
ライブが始まるといきなりもうトップギア。
会場があんなに一体感のあるライブは初めてだった。
正直、どんなビックアーティストのライブに行っても
どこか冷めている人はいる。
でもジュンスカは違った。
全員が全曲を大合唱し、ずっと手を揚げ、それに答え続けるボーカル。
そしてバンド。
楽しそうに学生時代からの仲間で作ったバンドが躍動していた。
僕はそれを見て泣いた。
何にというわけじゃなく泣いた。
それはあまりに簡単に泣いた。
彼らが作ったあの雰囲気をよりよくしたファンたちにかもしれない。
そして最後にジュンスカがステージで抱き合った。
不仲で解散したバンド。
すれ違っただけでけんかになる感じだったそうだ。
それが10年後、ああしてわかりあえていた。
4人が並ぶと何と美しかったことか。
神々しく、誇らしく、少年らしく。
人にはミスもある、いやなことをしてしまうこともある。
でもそれを許す勇気も必要なんだろう。
それは並大抵のことではない。
そして許される方も相当の覚悟で許されなきゃいけない。
そのすべてが重なり合ったのがジュンスカなんだろう。
あの全ての「事件」を目の当たりにして考えたのはお店のこと。
いつも一緒にいるスタッフのこと、その将来のこと。
自分が作ったokeiにいる皆への感謝。
感謝を形に変えて示していかなきゃいけないという重圧。
僕にとってジュンスカの復活とリスタートは
okeiの将来にとって多大なる大きな影響を及ぼした。
そして人生最高のライブを見せてもらったという
感謝を心に秘めて生きていくことを約束する。
ありがとう ジュンスカ。