okeiのコトバ~okeiオーナー片寄雄啓の話~

神奈川大学を卒業し、広告代理店で6年間勤務。ウルフルズ「ええねん」を聞いて、飲食店独立を決断し、退社。2年弱の修業を経て、2005年に29歳で新橋でokeiを開業。(現在、Pizzeria Terzo okei,Viva okei,酒場961,OKEI BREWERY,Atelier de terrine maison okei,filoの6店舗)飲食の事、カズやサザンのこと、人生の事。コトバノチカラを信じて日記に示したいと思います

ロックインジャパン

毎年恒例のロックインジャパンに参加してきました。
今年は新しい社員もすべて連れて行きまして、総勢37名でした。
マックスの時は50名くらいいたので、シェイプされ、少し知り合い同士だけじゃなくなり、
初めましてーの人が多く、いささか不安もありました。

ふたを開ければいろんなことでみんなが協力してくれて、大成功と思っています。

社内的に言えば、14名の社員が一同にそろうことはないので、衣食住を共にすることで
何かがあったと思う。
これはあのフェスであることが重要であったと自分では思っている。

また、仲間と会う機会も沢山持ってほしいのが僕としての理想だから
嬉しかった。

自分の社員たちが、僕の同級生や仲間と仲が良いなんて幸せな事だから。
単純です。
良く考えてみれば、協同広告の時も、僕は中高大の友達と会社の人たちを
仲良くしてもらったり、家族も混ぜちゃったり。
団らん好きなんです。

それが何となくいい感じで終わったんじゃないかなーと思っています。

また、自分としてフェスに対しての心が整理された年でした。
言い切りますが、フェスが無ければ、今の僕はないと思う

25歳から11年間行き続けて、僕はいろんな感情が生まれは消え、そして自分になりました。

あれだけクリーンなフェスにするのにどれだけの人が掃除をして準備をしているかどうか。
そして彼らが楽しそうに仕事をしている。
挨拶をしあえる掃除する人たち。
愛情にあふれている。
フェスが成功することを夢見て仕事をしている。

ディズニーランドの本を最近読んでいるんだが、彼らも同じような教育をされている。
そう考えると、フェスとしての魅力がクリーンスタッフにまで伝わっていることに
多くの充実感を覚える。

そして、それが多くの準備があること。

また、ケツメイシを見に来る人もいれば、3日間何となく来たい人もいる。
近いからよる人もいるだろうし、仕事で来る人もいる。
それでも、終わりでは、楽しかったと言える空間。

色んな意味で来ている人を色んな意味で楽しませることが出来て、
そのためにさまざまなものを用意してくれている。
それがご飯であり、トイレの数であり、アーティストである。

壇上では、アーティストがロックインに呼んでくれてありがとうと叫ぶ。
日本のロックミュージシャンとしての誇りだという。

人生や社会の縮図があるなと思う。
僕らもお客様が来たときには綺麗にしておきたい。
その準備も大変かもしれないけどそうしたい
一人で来て話したい人、シェフの料理を楽しみにしている人。
会社の会でたまたま来てくれた人など
どんな方にもokeiという空間に入って出ていくときには
楽しかったと思ってもらいたい、社員でもそう思う。

そして最後には社員がokeiで働けて楽しいと思えるお店、
それが一番。

そう考えていくとどんな組織にいても、あてはまる勝利の方程式が
そこにはあるんじゃないかと。

勝利というのは、稼ぐことではなく、
ただただ、自分の人生の豊かさを求めるということです

だから僕のお店で会社のお金を多く使い、
あそこに行けたことが良かったと思う。
それがほんとに会社にとって有益だったかをわかるのは
1年後くらいだろう

それを楽しみに、今はまずあの幸せな空間に酔いしれておこう