出会えたことに感謝。
10thでライブをしてくれた、ENVIEちゃんが言ってくれた言葉。
友人の紹介でライブをしてくれることになった彼女。
初めて音源を聞いて、僕の10周年で必要な歌声だと直感的に感じた。
案の定、当日、彼女を歌声を聴いて、ファンになった人が絶えず
僕に伝えてくる。泣いてしまったと。
誰だか分らないアーティストほど退屈なものはない。
聞く姿勢ができていない人に伝える音楽というものほど難しいものはないだろう
彼女はそのアウェイに打ち勝った。
そして、それを受け止めたお客様に拍手を送りたい。
僕らは知らず知らずの間に人に助けられている。
感謝しなければいけない人に感謝するのは簡単。
ただ、自分が知らない間に救われている方に感謝を示すのは難しい。
だからそんな感謝は常に人にやさしく、誰かを寛大に受け止めることでしか
埋められないのではないかと思う。
そういう意味で10thの場にいたお客様はenvie の全てを受け止め、
それを彼女だけではなく、僕や見知らぬ方がへ、感動するという、聞くという形で
返した。
類は友を呼ぶ。
10thには同じような温度の方々が600人近く集まり、それぞれをたたえあうような空間だった。
そこにいた人たちがその人たちを敬い、称えあい。
お店というのは作り上げていくもの。
形は決まっていなくて、そこにいる人たちで作り上げていくもの。
それが年々伝わり、生きている。
その10年目の通過点が見えた気がする