いったい自分がなぜ今、お店を続けているのかわからなくなる時がある。
これはネガティブな意味ではなくて、見失うというか、自分を客観視する癖があるともいえる。
人が生きていくために最小限のお金が必要になる。
そのために限度は個人差はあるが仕事をする。
何のために仕事をするのかという究極論はそうなる。
ただどうしても自分の場合は、何のために、何がしたくて・・・が
そこにはなく、違う目的無くしては動けない、とてもメンドクサイ思考回路になる。
ある意味、自給自足というか、自分がしているすべてが
何らかのことで自分に返ってくるということ。
それを望んでいるというよりは、その繰り返しが自分の欲求を満たしたりする。
自分とスタッフの間には経営者と社員という大きな違いがあり、
年齢や経験に伴い、とってもシビアな間隔のズレがあったりする。
多くの人たちのそれを感じて、少しでもそれをなくすこと。
自分のやり方が間違っていたら素直に変わること。
人を認め、ほめることができる事。
色んな課題がある。
その空間の中で躍動してくれたり、笑って仕事をしてくれたり。
お客様にスタッフのことを褒められたり。
11年前に全てを持ち出してオープンしたお店。
お客様へのお祝いのお金がなくて時計をあげたりしていた時。
そのころはokeiへの賛辞があった場合は、僕の独り占めだった。
今はそれを出来るだけスタッフに伝わるように。
そして僕ではなくスタッフが褒めてもらえるように。
いつしかそんな人になった。
okeiという看板を背負って、生きてくれる人たちが
幸せそうにしてくれることがとっても幸せ。
okeiを辞めても、声をかけてくれたり、頼ってくれたり、
それが何の理由であれ、そこには本人と僕にしかない空間があったり。
何のためにはokeiをやり続けるのか。
それはやっぱりわからないけど、
たとえお店が減ったり、規模が変わっても、いいんだ。
ただ、お店は続けたい。
カズに何で現役なの?
って聞くのも変ですよね_?
好きだからって答えられちゃうと思う。
僕はOKEIと名乗ってもらうのが嬉しくて。
そしてそこで働いてよかったって思ってもらえたら
もっと嬉しくて。
お客様がまた来てくれたら、幸せで。
ただそれが幸せだからやってるのです。