okeiのコトバ~okeiオーナー片寄雄啓の話~

神奈川大学を卒業し、広告代理店で6年間勤務。ウルフルズ「ええねん」を聞いて、飲食店独立を決断し、退社。2年弱の修業を経て、2005年に29歳で新橋でokeiを開業。(現在、Pizzeria Terzo okei,Viva okei,酒場961,OKEI BREWERY,Atelier de terrine maison okei,filoの6店舗)飲食の事、カズやサザンのこと、人生の事。コトバノチカラを信じて日記に示したいと思います

任せるということ

右往左往って、一生続くのかなー。

僕はいつも右往左往くん。とはいえ、芯がないと言えば、多少はあると思う。

これがまた、悪いことだとも思っていなくて。

今日と明日。アイディアが変わることが一緒に過ごす人や仕事相手としては困りもの。

ただ、そこにそのネガティブを超す、アイディアやマインド、心意気があれば、

それが正しくなっていくわけで。

怒られることを恐れないというか、「ああしたほうがいいのになー」って思ってくれている人がいるなら、そのチャンスを見逃したくない。

そういう意味で16年目になったオケイというお店、会社はそういう感じになってきたような気がする。それはそれは気が遠くなるような時間がかかっているような気がするけど。最初からそうならいいけど、僕の能力がそこまで行き届かず・・・。

今は13年目や10年目など長くいるスタッフがいつつ、中堅や新人が入り混じるオケイ。

そこに大きな光があり、楽しみになることが多い。

僕は人に任せることに長けている人だと自己分析している。

自分に能力がない分、ヒトへの感謝とアリガトウが沢山になる。

それがやりがいや働きやすさなどに結び付けばいいなーと考えている。

だから、少しずつ声をかけたり、ちょっとほっといたり。その中での反応でみんなの気持ちを理解していこうと努力してきた。

今、少し変化しているのが、それをスタッフの中で中心の人たちにもやってもらおうとしている所。面接を松山がしたり、次の展開や配置などを小倉君が考えたり。シフトを考えてもらったりね。

チェーン店だと当たり前に社員がやるのだろうが、okeiでは違うんで。

ヒトを管理するということが一番難しいという。

管理という言葉が難しくさせるのかな。

ひとにやさしくする。優しくっていうのが甘い時もあるだろうし、つらい時もある。

その人の人生が良くなるように考えてあげたい。

もちろん、そうできないことも多くあるが、そこはしょうがない。

問題はそうしようとしているかどうか。

心からのアリガトウと、ごめんなさいであふれる会社でありたい。

そして、みんなで嬉しくて泣ける会社でいたい。

コロナというものを言い訳にせず、今できる仲間づくり。

そこに何かがあると信じていきたい。まだ出来てない沢山のこと。

止まったり走ったりしながら、進んでいきたいと思う。