okeiのコトバ~okeiオーナー片寄雄啓の話~

神奈川大学を卒業し、広告代理店で6年間勤務。ウルフルズ「ええねん」を聞いて、飲食店独立を決断し、退社。2年弱の修業を経て、2005年に29歳で新橋でokeiを開業。(現在、Pizzeria Terzo okei,Viva okei,酒場961,OKEI BREWERY,Atelier de terrine maison okei,filoの6店舗)飲食の事、カズやサザンのこと、人生の事。コトバノチカラを信じて日記に示したいと思います

ROOTS

2017年という年が始まり、僕は人生最大の選択を迫られている。

少しずつお客様や近い人たちに事情説明をしているが、全員には出来る内容でもないし、時間も取れない。
でも、心配で来てくれる方々へ少しでも伝えられたらと思っている。

人生何があるかわからない。

だからこそ、ブルドーザーのように突き進む力が必要。
今、まさにそういった状況である。

全ての決断が、リスクもあるし、スタッフにとってベストではない。
10年後、ベストだったと言える選択をしていかなくてはいけない。
言い換えれば、どの選択しても苦しい。
苦しい選択も楽しんでいくしかない。

もともとお店は苦しい中に、最大の喜びがあるものだから。

僕もスタッフも
お客様のことだけ、美味しい料理を作ること、ワインの事、それだけを考えたいし、考えさせたい。

仲間のことで右往左往してきた数か月を払しょくさせてあげたいと思う。

自分はビストロオケイがあるビル自体をやめようと作業を進めていたが
今のスタッフたちが負けたくないという意思を伝えてくれている。

その熱い気持ち、okeiを残したいという気持を伝えてくれる同志の心意気を
胸に、どうすれば続けられるのか、日々考えている。

中村俊輔が磐田に移籍する理由に

純粋にサッカーをしたい

そういっていた。
いざこざに巻き込まれるのではなくね。

右往左往しない強さもなくてはいけないが、環境をそうしていかなくては
同志に申し訳ない。

この事件で僕は10年後、強くなっていようと思う。

経営者として未熟な自分を恥じていこう。

昔、同じように継続が厳しくなったことがある。

その時、戸羽の一言が今までのオケイを支えている

okeiさん
僕たちが支えますから、一緒に頑張りましょう。

今、また同じようにスタッフが言ってくれる。

こんなんで辞めちゃうんですか!
okeiのROOTSを潰したくないですよ。
やりましょうよ

今、立ち上がるスタートラインにつきました