okeiのコトバ~okeiオーナー片寄雄啓の話~

神奈川大学を卒業し、広告代理店で6年間勤務。ウルフルズ「ええねん」を聞いて、飲食店独立を決断し、退社。2年弱の修業を経て、2005年に29歳で新橋でokeiを開業。(現在、Pizzeria Terzo okei,Viva okei,酒場961,OKEI BREWERY,Atelier de terrine maison okei,filoの6店舗)飲食の事、カズやサザンのこと、人生の事。コトバノチカラを信じて日記に示したいと思います

BGM

車、部屋、台所、会社・・・
どこにもBGMがつき物だ。
それはその場所やその空間をいかようにもアレンジしてくれる。

たいてい自分の好きな曲を好きな時に聴くのが一番楽しいし、嬉しいだろう。
会社でも「あーボブディラン聞きたい〜」
なんて思いながら仕事をしていた記憶がある。

今、お店を始めて、大好きな曲だけに囲まれて生きているし、仕事をしている。
これはものすごい恵まれているというか、タマラナイ空間である。

ちょっと耳を澄ませば幸せな声やリズムがいつでもやってくる。
また気分が変わればそれを変えてしまう力が自分にはあるのだから。

この店を作ったのは僕。
そしてこの空間も自分が良い様にしているつもり。
だからぼくが楽しくお客さんと一緒に入れる空間が
お客様にも最適だと信じているんだ。

そしてお店を始めてすぐ、これと平行して思うことがあった。

BGMはいらないなと。
だってお客様の楽しそうな声が入り混じって、BGMすら聞こえない。
その声は重なり合って僕らの耳には聞いたこともない幸せな歌声に聞こえる。

この曲に勝るものは何もないのだから。

この歌声をずっと聴いていたい。
皆さんも聞いてみてほしい。
自分が楽しいなーと思ったお店のBGMを。

そこには幸せな笑い声と話し声が溢れているから。