okeiのコトバ~okeiオーナー片寄雄啓の話~

神奈川大学を卒業し、広告代理店で6年間勤務。ウルフルズ「ええねん」を聞いて、飲食店独立を決断し、退社。2年弱の修業を経て、2005年に29歳で新橋でokeiを開業。(現在、Pizzeria Terzo okei,Viva okei,酒場961,OKEI BREWERY,Atelier de terrine maison okei,filoの6店舗)飲食の事、カズやサザンのこと、人生の事。コトバノチカラを信じて日記に示したいと思います

違う景色と空気

昨日、久しぶりにサッカーをした。
お客様に誘われたんだが、本当に楽しかった。

こういう休日っていいなって。

神宮まで新橋から自転車で行ってみた。

いつもの違う景色。いつもの新橋から出発したけど、
サッカーの格好しての自転車。
気分が違う。

外苑前を通って、神宮外苑へ。

ちょうど子供への自転車教室をやっていて
家族がにぎわっていた。

楽しそうに太陽とまみれる家族。
そしてデートするカップルやマラソンするおじいちゃん。

生きている喜びでいっぱいの神宮だった。

正直、新橋でほとんどを過ごしている自分としては
そんなことでも強い刺激になる。

同時に寂しくもなる。
お店をやって、失ったこともあるなーって。

やっぱり、お店をやれば遊べなくなる。
これは現実。
自転車こぎながら、ボールを追いかけながら、考えるのは
そんなことだった。

結局、帰りの自転車でも同じだった。

そして、最後は

「でも楽しいんだよな、お店が」

結局そういうこと。

何をやっていても、何かが美しく見える。
何かを失った気がする。
実際にそういうこともある。

でも、変わってえられるものの大きさ、それまでに経験する出来事。
それは形にはないから、ある時はわかりにくいことかもしれない。

でも確実に自己形成に一役買っているし、
僕が失った全ては、今に生きているから。

だから、考えても答えは出てこないんだ。

じゃー出さなくていいかなと。

今から先に壁があるならその壁を乗り越えていく力が備わっていると思うから。

今より美しい所が決して幸せな場所ではないから。

だって、幸せは幸せな経験だけでは生まれないからね

ああしてサッカー出来て、違う空気の吸い方をできた・・・・