okeiのコトバ~okeiオーナー片寄雄啓の話~

神奈川大学を卒業し、広告代理店で6年間勤務。ウルフルズ「ええねん」を聞いて、飲食店独立を決断し、退社。2年弱の修業を経て、2005年に29歳で新橋でokeiを開業。(現在、Pizzeria Terzo okei,Viva okei,酒場961,OKEI BREWERY,Atelier de terrine maison okei,filoの6店舗)飲食の事、カズやサザンのこと、人生の事。コトバノチカラを信じて日記に示したいと思います

ミスタームーンライト

本日ミュージックステーションに桑田さんが出演していた。
イムリーでは見れず今見た。
ぐっときすぎて倒れそうだった。
圧巻という言葉で合っていると思う。

お茶らけなく、真剣にかなり緊張しているように見えた
陶酔というか、入り込み、一語一句絶対に伝えて行くんだと言う意気込み。

僕はパンチドランカーのようだ。

あの表情を一生忘れないかもしれない。
おそらく普通のライブをこれからやるかもしれないが、
この表情と緊張感はないのではないか。

このライブをこの番組を目にして良かったと心から感じた。
いつか僕が何か一人で旅行でもしたらあの声と表情を思い出すだろう

一つ一つのしわが心に見える。
涙や苦しみからくる喜びや幸せの数。
それが見え隠れする。
そんな気分。

さて、今日歌ってくれた ミスタームーンライトについて僕なりに思いを書いておこう。

ビートルズを想い作った言う。
初来日のTVを見ていて、彼らが乗る車が首都高を走る映像が流れていたそうだ。
それに映っている月と車の行き先が気になってしょうがなかったと。

それを今でも想う気持ち。
それを今が悪くても明日は明るいという前向きな思いを伝えるフックにしたのだ。

僕は今日これを歌っている桑田さんを見て確信した。

桑田さんは美空ひばりになる。
これを歌っている姿は 川の流れのように・・・。
そんな想いだった。

姿や一言をしっかりとかみしめるように歌う様。
ロックやポップスという枠ではなくなったしまったともいえる。
寂しい部分と感じればそれまでだが、それより何よりあの神々しさが怖い。
悟りの境地か。

確実に生きること、
確実に愛情を感じると言う事
与えると言う事。

僕にはまさに美空ひばりだった。