父と仙台の片寄家墓に行ってきた。
簡単に言えば、墓の引継ぎ準備。
幼年期や思春期、父と母が離婚していたこともあり、あまり墓というものを
ゆっくり感じる機会を失っていた。
行ったことはあったがあまり記憶になかった。
嫁が近くに墓があったりして、よく行っているのをみて
近くに合った方がいいし、そういう家族になりたいなーって思っていた。
仙台への道は、他愛もない話をした。
ただ、父と新幹線に二人で乗るということが記憶にない、初めてだったと思う。
男二人で行く小旅行のような感じ。
共に墓を掃除して、仙台で寿司を食べて帰ってきた。
話は尽きなかったが、こうして父をゆっくり話す機会ができたことが良かった。
そう思うと、墓が日常的にありいく事も素晴らしいし、
遠くにあることで、親子がそこへ向かう時間、しっかりと話をすることが
出来るという意味でも仙台もありだった。
ご飯を食べながら、父が
俺は離婚したり、人生が山あり谷ありいろいろあったが
お前たち二人の子供がいてくれて、本当に幸せだよ
と言った。
考え深い。
僕が彼を幸せにしたんじゃなく、
僕が彼に憧れ生きてきて、
やっと少し対等で話をしてくれるようになって、
共に過ごす時間があることを
特別に幸せだと思っている。
そういうことなんだけどね。
結婚式の写真を見せながらの新幹線は
声をあげてうれしそうに写真を見てくれて
改めて、結婚式をやったこと。
それを幸せに思った。