okeiのコトバ~okeiオーナー片寄雄啓の話~

神奈川大学を卒業し、広告代理店で6年間勤務。ウルフルズ「ええねん」を聞いて、飲食店独立を決断し、退社。2年弱の修業を経て、2005年に29歳で新橋でokeiを開業。(現在、Pizzeria Terzo okei,Viva okei,酒場961,OKEI BREWERY,Atelier de terrine maison okei,filoの6店舗)飲食の事、カズやサザンのこと、人生の事。コトバノチカラを信じて日記に示したいと思います

クラフトビール醸造工場を作ったり・・・

先日、FBなどで今、取り掛かっている事業などについてちょこっと書いてみた。

多くの方からご連絡を頂き、感謝している。同時にどうでもいい投稿もしてるんですが、やはり意味がある発信というのは皆さんにしっかり届くんだなーって再認識した次第です。

さて、大枠として、かなりチャレンジが大きい事業が盛りだくさんです。やったことないことばかり。ただ、その部分に関してはあまり不安がありません。だれしも最初は子供だし、未経験者。そこからの努力や継続が全てだと確信しているので。

そういう意味で自分の経歴である脱サラっていう雑草的な歩みが今の力になっていると思うし、同時に10店舗いじょいうの独立が16年目にしてあるということが、とても肥やしになっている。結局独立を促すということは、当面は不利益しかないことが多い事実とそれを続けていくことでゆっくりと力になる、鎧みたいなものになっていることが分かってきているから。

せっかくわかりあえて独立していくということは、リスクでしかない。ただそこに気持ちがあって。その気持ちは薄くて壊れにくい。その気持ちを積み重ねていくことで16年で多少厚みが出てきたミルフィーユ。その積み重ねにより、多くの夢を叶えている人に囲まれていることになり、そこにかけがえのない絆がある。

これは言葉では言い尽くせないことだ。体感しようとしたり、受け入れようとしたり、時間として体感したりするものにしかわからない出来事だから。

一緒に泣き笑い、それを真正面で受け止めてこないとわからない積み重ねという事実。

決してスタッフだけではない。お客様という名の同志がいる。名前はここに書かないけど、書かなくても同氏はわかっているはずです。

見返りを求めず、それぞれがそれぞれを支えられ、支えている。

言葉は必要以上にいらない。「いらない」わけではない。必要な言葉はある。

ありがとう、ごめんなさい。です。

僕も言えてない人もいるし、自分に嫌悪感がある方もいる。申し訳ないと思う。

だからこそ、今までの反省をもとに毎日いい人間になりたいと思っている。

前段が無茶苦茶長くなっちゃった。

➀ 豪徳寺 エリア分散

実は一度ダメになった。古民家というか、古い建物で、結局契約ができなそうになった。ただ、ビルオーナーからどうしても片寄にやってほしいという強烈オファーがあり、条件を見直してくれた。それなら!と決断したのがつい数日前。

ただ、まだ解体作業もできていないので、これからというところ。少し今まで考えていたプランとも変えなきゃいけなく、業種とイメージを調整している所。

1棟(2階と屋根裏あり)だが、まずは1階だけのオープンとなる。初めて会談なども作っていくので、金銭的に抑えてオープンしたいので1階から。

13年目かな?石丸俊介が担当する店になる。石丸は家から近いという利点もできた。

徒歩1分で10坪ちょっと。決して大きくないが、立地は最高だ。

新橋以外を見ていると360度の可能性があり、迷いがいろいろあったが、全く違う場所へ行くことが目的なので月島と同様人が住んでいるエリアへの進出となる。

オケイという名前を使うかどうかですが、たぶん使わないかなー。今までにとらわれず、やっていく可能性が高いので。

エリア分散を考えての出店。okeiは新橋だけでいいかなという気持ちです。

➁ 日暮里 事業分散

こちらはクラフトビール醸造所を作ります。工場+ビールパブ。

本当はワインを作りたいなーって思ったんですが、今からそれを始めると10年近くまともな売上はないかなと。

そして飲む機会が多く、ワインよりも市場が8倍以上大きいとされるビール市場へ着手したいキモチ。事業分散として工場を持ち、いずれ小売り瓶販売までいける設備を作っていくつもりです。もちろん、我々は素人なので修業が必要。

開業11月から12月を目指し、それまでは醸造設備などを整え、免許申請も整えながらも、修行へ行きます。宇都宮への修業が1か月ほどあります。通いと泊と考えつつ。

実店舗で10種類以上のビールを作り、その場で飲めるパブ。

そのビールを生ダルとして飲食店に卸していき、瓶ビールも生産し、小売りしていく。

工場ということで家賃を安いところを探していく最中で見つけた日暮里徒歩7分程。

公園も近く、いい感じで気に入りました。

ただ、最初はNGと言われましたが、長く交渉を続け、OKをもらえ、家賃も抑えられました。何事もキモチっすね。

③ 障害者日中支援B型施設

まだこちらは物件が決まっていないので進んでない。。。

他が進んじゃいましたね。

ただ、結局ビール業界への着手も、この③にもつながる予定です。

工場での仕事があるので、障害者さんのお仕事を提供できる場所を少しずつこうして

作っている所なので。

今世界的にもそのあたりのフォローが課題。特に日本では両親がサポートしている障害者さんたちが、残されても生きていける社会にするために、どうしても必要な社会性。

そこを応援したいし、彼らとともに成長していきたいと思っている。

そして、企業として、ボランティア活動と共にこうした社会貢献していくことと自分たちの事業を組み合わせていくことが不可欠だと思っているから。

④酒屋ワインショップ

これは現在申請中。今の延長線ということで、色々とやれるようになるから楽しみだ。中心はクロイミドリ。

出来たら分社化して社長にしちゃいたいくらい。

カノジョのホスピタリティを生かした事業をできて、女性の働き方を飲食業ではっきりと示していく一人者となってもらいたいとこの5年くらい彼女と考えているし行動している。その一つがこれだ。

愛情しかない彼女のサービスと知識をここで発揮し、女性スタッフの先頭に立って生きていってほしいなーって思ってます。

 

と、まあ、色々ありますが、やるしかないなーって感じです。

正直、すごい店舗数になるじゃんみたいな感じなんですが、実は新橋という町の将来は未知数です。新橋に4つのお店があり、現在1/3の売上。4つの継続は不可能かもしれません。そこはもうどうしてもわからないところです。

であれば、こうして事業を展開していく必要があると思っている。

お金は無限ではありません。

もう、内部留保は無くなりましたので、すべて借金。

さて、どうなるか。楽しみな人生。

救いは、嫁のコトバかな

「大丈夫じゃない?」