okeiのコトバ~okeiオーナー片寄雄啓の話~

神奈川大学を卒業し、広告代理店で6年間勤務。ウルフルズ「ええねん」を聞いて、飲食店独立を決断し、退社。2年弱の修業を経て、2005年に29歳で新橋でokeiを開業。(現在、Pizzeria Terzo okei,Viva okei,酒場961,OKEI BREWERY,Atelier de terrine maison okei,filoの6店舗)飲食の事、カズやサザンのこと、人生の事。コトバノチカラを信じて日記に示したいと思います

年末

細かいコト、でかすぎることが沢山あって日々があっという間に過ぎる毎日。
まさかの12月31日になりました笑
こんなに年末感のない、年末は初めてかもしれません。
不安なことばかり書いたり、言ったり、伝えたり。
そんなことが続いた2年弱。
来年はもっとこの場所に綴っていきたいな
閉店縮小、拡大など、なんかブワーってことが動いていて。
外から見たらすごいとか言われちゃうときもあるんですが
本当にそんなんじゃなくて、自分の想い一つ、スタッフの目の輝き一つで
決めてそれを真にしていく時間だと思っています。
勢いでやっちゃったとも違うけど、光がないなら作ろうよっていう感じ。
隣の芝は青く輝いて見えます。
仲間のお店や事業がうまくいっていたり、違う仕事が好調だったり。
僕がやっていることはまだまだスタートラインばかり。
まさに16年前に戻っているかのよう。
その焦りが募り、またグググっと苦しくなる胸の中。
実はそんな毎日が過ぎていきます。
ただ、光をまずはつけるために、新橋の店舗を縮小する決断したのは
正しかったと思っています。
苦しい選択でしたがこれしかなかったというイメージです。
また、そもそもですが、なぜではお店を出店したの?と
昨日友人に聞かれたのでそれも書いておこう。
去年4月に決めたのはスタッフを切らないってこと。
退社するものはいるのはしょうがないですが、会社都合では切らない。
年収も変えないってこと、そして今年は必ず昇給させます。
飲食店の喜びはお客様がいることです。
それが全てと言ってもいい、みんな美味しいご飯を作りたくて、ワインをセレクトしたくています。
もちろんビジネス的に今必要な家需要もトライしますが、店舗があるのが前提。
そこには生みの苦しみもありますし、犠牲もあります。
その対価としてあるお金や休暇が著しく当たり前のように無くなっていくならば
会社をたたみたい、そういう気持ちです。
だからそれまでは目の前に光がないなら、火をともしていく作業です。
来年、この火が燃え上がるようにがむしゃらにやっていく2022年。
いや2022燃かな。
燃え盛る年にする。
親父が言ってました。
「慎重に、大胆に」
それがお前のやることだと。
サッカーもそうだし、経営もそう。
守るか攻めるのか、どちらもやるっきゃない。
今失敗していることとしては、いや課題というのは、お店がエリア分散をしていくってことは
やはり分散を生んでいて。
各店舗で課題も違うし色も違う
同じ会社でも全く違う思想もあって。
ただ、その共通項としては片寄がオーナーであること。
それ以外は違く良いのだが、そのあたりのまとまりを付けていかないとバラバラすぎるなーとか。
とはいえ。個を飛躍させて団体になるときにより強くするという考えでいくつもりなので、
まずは各店舗が努力し積み重ね、トライする。
そしてそれを別の店舗の人が見て刺激を受けていくようなスタイルを続けていく。
自分の勤務する場所に誇りを持てる会社であること。
そのためのプラットフォームをより強くしていく。
20周年は2025年か。行きたいな、そこまで。
そして野望としてはそこまでに分社化したりして社長を作りたいな、みんなを社長にしたい。
給与を払う人にしたい。
ま、また何があるかわからないけど。
来年も今年までと同様に自分がやりたいことをやっていこうっと。
とはいえ、本当にスタッフと共に色んなことをチャレンジと失敗を重ねた日々だったなー
皆様、そんな僕たちを支えてくれてありがとうございました。
来年の飛躍、楽しみにしてください!!
以下は各お店のこと、ちょこっとずつ書いておきまーす

Vivaokeiは今までの最高売上をあげた11月12月。
武田や外川の今までの蓄積が爆発しているのと、
5店舗から2店舗に変化したことでokeiへの集中、
そして24時までの営業時間がビル内でも少ないコトもあり、使い勝手が良いのかな。
何よりもチームである二人の信頼関係がすごい。
そしてそれを肌で感じたお客様が自然とその空気を吸いたくなっているようにも感じる。
ナチュールが美味しくなる空間デザインを二人がしてきたんだろう。
間違いなく武田はオケイで一番のフロアスタッフになった。
外川はこれから高輪台で新しいお店を運営する。期待したい。
そして来年碧がこのVivaに加わり、酒屋と併設というカタチで営業。
ワッキーがシェフに新しくなり、一新していく中のが楽しいはず。
昼と夜の営業で何が変わるか、楽しみです。
ピッツェリアテルツォオケイは新しいスタッフが五里霧中の中でも
積み重ねを捨てて今の自分たちで出来る全てを出し切っている。
中でもフロアにいるかなチャンが入ってすぐでもフロアを動き回り声をかけて
お客様と楽しんでいる姿は泣ける。
それにつられるようにピッツァを愛するマチャアキ、ブルワリーと行き来する大塚、ヘルプのワッキー
ガンガンやる姿はまさにチーム。
新しいお客様が多くなった店ですが、来てくれる常連さんも温かく、胸が熱くなります。
知らないスタッフに声をかけてくれる優しさは本当に助かります。
新橋が変わっていく中で会社も変った。長いスタッフに新しいエリアを任せ、新橋を新スタッフで。
このスタイルはかなり腹をくくったアイディアだが、カナちゃんを中心にした仲間たちでこれからもいいサービスをしていけると思う。
ちょっと改装も視野に考えています。
豪徳寺にあるアトリエドテリーヌメゾンokeiは初めての年末をカウントダウン営業する。
オケイとして初めてのこと。僕としては休みを提案したがスタッフの意欲で実現している。
石丸が力を注いでいるのを見ながら、これまでのお店の集大成を表現したいキモチなんだろうと思う。
13年という歳月を共に過ごしている同志。このお店の味と経営は彼にかかってますが、
これまで順調とは言えなくてもいいチームを作ろうと奮闘してくれている。
スタッフ同士の空気はよい、皆が助け合う気持ちが明らかで気持ちがいい。
石丸以外は新しいスタッフ。アルバイトである遠藤さんがキッチン鈴木がいてくれることを感謝していたり、
それぞれが感謝を忘れていない
新しいスタッフだからこそなのか、お互いを敬い合える空気がテルツォ同様気持ちがいい。
酒場961は、始まったばかり。
現在のokeiでは唯一okeiと付いていない。これは黒井君が独立するお店として作っているから。
たまにお店に行くと躍動している空気を吸い、また楽しい気分になれる。
あとはもっともっとお客様に認知を広められるようマルシェに出たり、外に視野を広げていくのが2022かな
黒井が楽しそうにお店が出来ているから今がある。それが飛躍するのが来年ですね
日暮里のOKEIBREWERYは来年から醸造が始まるクラフトビール屋さん。
豪徳寺と961同様に住宅街にあり、全くお客様が違う。
そのためフレッシュにみんながサービスをしてお料理をして、少しずつお客様が増えてきている。
飲食店からビール製造をトライ。コロナでいろんなチャレンジをしている飲食の皆さんと同様
新たな取り組み。それを一緒に取り組む松山の姿は本当に美しく感じるし、外川同様に料理を楽しむ姿が美しい田中。
ほんとにいいコンビになりそうです。
新しいって大変なんですが、それが楽しいというか。幸せって大変ですね笑
でもそれを積極的に楽しんでくれる仲間がいるって幸せです。