僕がokeiをオープンする前にピッツァを焼いていたお店。
ただのサラリーマン上がりの何もできない時に一緒に働いていたASAKAシェフが、ピッツァ職人として料理人の端くれとして僕を必要としてくれたお店である。
僕は彼の料理に憧れ、彼の考え方に影響され、参考にしてきた。
自分とはもちろん経験も実力もかけ離れており、手なんか全く届かないことはわかっている。
僕はこのお店で全てのピッツァを焼いていた。
彼の料理の合間に自分のピッツァがお客様に届き、美味しそうにしている顔をみるのが自分の誇りだった。
あんなに美味しいパスタやメインの前に僕のピッツァを出せる。
緊張していた、毎日。
シェフの邪魔をしないようにしなきゃと・・・。
そのお陰でお客様との会話で美味しいといわれることが安心になり自信になった。
人は頼りにされなくなったら終わり。
そして頼りにされた時に何もしなくなったら最悪。
だって頼りにされた時に応えられるように日々頑張るんだから。
僕はテルラに必要とされた。
それが僕には嬉しく心に染みている、今でも。
だから頑張れたし、楽しかった。
僕はあそこで自分の誇りを見つけ、それを武器にすることができたんだ。
そんなテルラがもうすぐ1周年。
拍手です。
僕にとっては最高のお店。
そして原点の一つ。
一緒に成長できるようokeiも頑張らなきゃ。
お客様に必要とされてそれに応え続けられるokeiと雄啓でありたい。