okeiのコトバ~okeiオーナー片寄雄啓の話~

神奈川大学を卒業し、広告代理店で6年間勤務。ウルフルズ「ええねん」を聞いて、飲食店独立を決断し、退社。2年弱の修業を経て、2005年に29歳で新橋でokeiを開業。(現在、Pizzeria Terzo okei,Viva okei,酒場961,OKEI BREWERY,Atelier de terrine maison okei,filoの6店舗)飲食の事、カズやサザンのこと、人生の事。コトバノチカラを信じて日記に示したいと思います

中田洋平へ愛をこめて

ついにこの日が来てしまった・・・。

今日がokei中田洋平の最後の仕事となった、。

明日は送別会なので所属としては本日が最後になる。

彼を見ていると何ともまー男らしく、こんな神様のような人と出会えて僕は幸せだなと思う。
かかわれた事だけでも。

そして、このokeiを0からいやマイナスから一緒にできた事。
誇りに思う。

彼にいたい事や色んな出来事を振り返りたい。
でも足りないんだ。
何時間合っても足りないのに挨拶なんてできない。

僕が今日、本当にうれしかった事。

それだけココに書き記しておこう。

今日、僕らは同じTシャツを着ていた。
2005年12月8日。
オープン前日だったと思う。
予想以上にお金がかかってしまい、シャツを作るお金が全くなかったため、
自分たちのシャツでいいか、となっていた僕ら。

そこに宅急便が届き、50枚のシャツが入っていた。
シンプルにロゴが入ったシャツが届けられた。
ロゴを作ってくれたデザイナーがオープンのプレゼントで作ってくれいた。

今日、朝起きてというよりはもう数ヶ月前からこの日はこのシャツと決めていた。
彼もそうだったという。

お互い同じところに穴が開いたこのシャツは世の中にこの2枚しかもう残っていない。
そして、このシャツを何にも言わず、僕らは今日この日に着ていた。

この日記を書き、僕は彼に握手をしてもらおうと思っている。
感謝をこめて。

2人で何度も話した、人への感謝への最高の言葉は何だろうという相談。

2人ともこの言葉でしか、表現できなかった。

ありがとう。

お前が死ぬまで、僕は必ず生きていて、ずっと感謝し続けるよ。
okeiと言うお店、okeyという会社。
それを失くさず、強く優しいお前のようなものにするよ。