okeiのコトバ~okeiオーナー片寄雄啓の話~

神奈川大学を卒業し、広告代理店で6年間勤務。ウルフルズ「ええねん」を聞いて、飲食店独立を決断し、退社。2年弱の修業を経て、2005年に29歳で新橋でokeiを開業。(現在、Pizzeria Terzo okei,Viva okei,酒場961,OKEI BREWERY,Atelier de terrine maison okei,filoの6店舗)飲食の事、カズやサザンのこと、人生の事。コトバノチカラを信じて日記に示したいと思います

祖母の話

祖父の家に行ってきた。
沢山の親族が来ていて、みんなそれぞれ近況を報告したり、
少しの時間だったが、楽しく過ごした。

祖母に聞いた戦争の話が印象的だった。

戦火に追われ、祖父と走り続け、逃げ切ってたどり着いた新宿御苑の大きな木。
そこでおびえながら一夜を明かし、生きながらえた事。

数年前にその場所へたまたま行く事があったと。
そしたら、その木が勇敢にそびえていて、2人でいい話が出来たと。

僕は彼らが逃げ切ったから、ここにいる。
そうでなければ生すらもらっていない。

僕らは生まれた時から一人では到底生きては行けず
生まれながらにして、愛情の下に生きているんだと実感した。

戦争と言うわけのわからないものに
死んでいった人が沢山いるし、今もたくさんこの瞬間にもいると言う。

泣いても笑っても僕らはその下に生きている。