祖父の家に行ってきた。
沢山の親族が来ていて、みんなそれぞれ近況を報告したり、
少しの時間だったが、楽しく過ごした。
祖母に聞いた戦争の話が印象的だった。
戦火に追われ、祖父と走り続け、逃げ切ってたどり着いた新宿御苑の大きな木。
そこでおびえながら一夜を明かし、生きながらえた事。
数年前にその場所へたまたま行く事があったと。
そしたら、その木が勇敢にそびえていて、2人でいい話が出来たと。
僕は彼らが逃げ切ったから、ここにいる。
そうでなければ生すらもらっていない。
僕らは生まれた時から一人では到底生きては行けず
生まれながらにして、愛情の下に生きているんだと実感した。
戦争と言うわけのわからないものに
死んでいった人が沢山いるし、今もたくさんこの瞬間にもいると言う。
泣いても笑っても僕らはその下に生きている。