今、一人でスナックオケイっていうお店を期間限定でオープンしている。
ワインインポータや八百屋、その他僕らが休業してしまっていては売り上げはないし、補助金なんてない方々も沢山いる。
僕ら飲食店は、国から手厚くサポートをしてもらえるがそうではないのが業者さん。
そのために少しでも自分が動くことで仕入れができたらなーって思ったのがキッカケ。
原価で応援型スナックなんて言葉を作りながら手探りで始めた。
SNACKって言葉はカラオケないとダメ―みたいな感じもある。
ママがいてカラオケがあって。色恋なんて言う感じもありながら・・・。
僕はそのSNACKとは違っているけど本質は似ていると思っている。
ママに会いに来るのがSNACK。話したり相談したり。ママと歌ったり。
1人のお客様が誰にも言えないような悩みを聞くのがSNACK。
そういう意味では、カラオケがない以外はSNACKとして正しい感じもする。
もっと言えば、会話や対話という意味では、カラオケが邪魔しているものもあり。
だからカラオケがないSNACKとして考えていけば、十分にSNACKである。
僕と話しに来てくれたり、伸び伸びした空間がちょうどいい。
飲食業のスタートってこんな感じなんじゃないかなーと。
飲食業のあり方を考えちゃうと、今のコロナの影響がある中、苦しい。
何が優先順位なのか。
おそらくみんなそう思っていると思う。
ただ、自分の見解としてはっきりしていることがある。
僕はサラリーマンを辞めて飲食業に28歳に入り。29歳で独立した。
それから16年目となるわけだ。
要するに僕は独立するという夢を叶え、続けるという夢も叶えている。
そして自分が独立するってことだけじゃなく。12人の独立を後押しで来た。
僕は大きな夢を叶え、続けていくことでその夢が叶っていくループにいる。
何のために今、お店をやっているのか。何がモチベーションなのか。
よく聞かれるんだ。
夢を叶えているってことがとても芯にある。
だから、とっても幸せな夢の中で生きている最中。
先輩や仲間、家族。
色んなサポートでここにいる。夢をかなえてもらった男だ。
だから、自然と誰かを応援するハートでいるし、スタッフを大切にしたい。
行き届かい時は苦しくなるし、申し訳なくなる。
サッカー選手になりたかったけどなれなかった。
でも2番目の夢の中でいることができている。
どんな形でも何店舗でもいい。僕はお店の中にいるんだから。
たとえ、現場にいることがいま求められていなくても。
今。SNACKっていう言葉の中でお店をやってみて、
改めて人を感じる。
それはそもそも無償の愛情で僕を応援してくれた方々、
足しげく通ってくれる方々、話し相手になってくれる人。
SNACKという解釈を広げてみると、それがとってもシンプルで。
16年という歳月の中でまた夢を叶えているような気がしている。
美味しい料理もない、自分しかない中で真正面から人と対話できる。
結局、何がしたいのか、何ができるのか。
自問自答できる時間がそこにある。
結果が出ないことばかりでも、そこで夢を叶えている事実は確実にある。