okeiのコトバ~okeiオーナー片寄雄啓の話~

神奈川大学を卒業し、広告代理店で6年間勤務。ウルフルズ「ええねん」を聞いて、飲食店独立を決断し、退社。2年弱の修業を経て、2005年に29歳で新橋でokeiを開業。(現在、Pizzeria Terzo okei,Viva okei,酒場961,OKEI BREWERY,Atelier de terrine maison okei,filoの6店舗)飲食の事、カズやサザンのこと、人生の事。コトバノチカラを信じて日記に示したいと思います

自殺未遂

僕のマンションで自殺未遂があった。
先日帰宅したところ、警察や救急車で囲まれていたマンション。
何が起こったかわからず中にも入れず、立ちすくんでいた。

警察が上層階から行ったりきたり・・・
15分経過したくらいに、隣に同じく立ちすくむ男性に聞いてみた・・
「何があったんですか?」
「自殺未遂です」

女性が4階から飛び降りようとしていて、警察に通報がいき、説得の後、何とか命はとりとめたという。
一時は手だけでぶら下がっていた時もあったというから恐ろしい・・・。
それから10分後、彼女はエレベータから両腕を抱えながら、泣きながら連れて行かれていた・・・。

内心、自分の住んでいるマンションで自殺が起きなくて良かったと思った。
同時に自分がいかに幸せか・・・本当に思った。

彼女は容姿も端麗で普通の女性だった。
でも死にたくなるのだ。

世の中では毎日殺人や自殺や事件が起きている。
善良市民が巻き込まれることもしばしば。

そんな危険をかいくぐり、僕は生きていけている。
しかも幸せな人間の一人だと自負している。

これからはどうあれ、夢といえるものも叶え、周りにも喜んでもらっている。
大好きなサザン、カズ、レッズ・・
全て見に行ったり、聞けたり、見たりできる。

もし人生がみな平等なら僕はこれからどん底かもしれない。
でも何とかなるような気がする。

何とかならないような気がするんじゃなくて、
どうしようもない、死んだ方がましだ・・・という人がいる中で・・・。

何が違うのかなんて分らない。
でも単純に恵まれているんだと思い、感謝の心を忘れないようにしたい。
それをこの事件から感じた。

自分が一生懸命・・・なんて思ってしまったら駄目だなと。
僕の周りの全ての人、コトが僕をバックアップしてくれているからだと。

もし周りで困っている人がいたら助けなくちゃいけない。
その人が幸せになるために。

死ぬなんて僕の周りでは絶対させない。