昨日、このお店始まって以来の出来事が起きた。
このお店は少人数で運営しているのでなかったことが・・・。
アルバイトをしてくれている女の子がお客様として来てくれたのだ。
そう、働いている人が来てくれたのは初めてだった。
すごく嬉しい瞬間だった。
僕も学生時代バイトをしていた時、週三バイト、四は飲みにいっていた。
そこが僕の家だった。
そういうお店がよかった。
だから、バイトの子がお休みのときでもこのお店に来たいと思ってくれたことがとてつもなく嬉しく、まだまだ僕には幸せが残っているんだと思った。
僕が考えるお店とは、優しさ。
お店自体に対しても、スタッフに対しても、お客様に対しても「優しさ」。
形にはまったサービスだけでなく、肌で感じたことを大事にしてほしい。
「あっ」と思いついてほしい。
「何かしてほしそうだな?」って考えてほしい。
そして何より楽しくいてほしいのだ。
楽しいということは決して楽ではないと書いたことがある。
文字は一緒だが意味がまったく違うと考えている。
楽しさを求めるには努力や経験や優しさが必要なのだ。
このお店にはその意味の「楽しさ」を感じながら生きているスタッフにいてほしい。
そしてそれが昨日表れた。
アルバイトの子がお店で食事してくれたこと。
このお店を家と思い、我々を兄と慕い、楽しそうにお酒と食事をする。
それを贅沢と感じている。
そんなお店であり、スタッフであったことを誇りに思うし、幸せに思う。
一周年が終わり、これからいろんな課題がある。
でも課題をクリアして今の気持ちを忘れたり、今までしてきたことを消してしまうような変化はいらない。
全て地層のように重なり、より深みのあるお店になることがいいなと。
決して忘れず。
感謝と夢の続きを見る幸せを。