３年前の今日、2004年5月30日。
僕は品川のレストランにいた。
4月に7年勤めた広告代理店を辞め、すでに飲食店で働いていた僕。
沢山の送別会の最後がその日だった。
代理店の先輩の仕切りの送別会。
誰が来るかも場所すら直前まで知らされなかった。
当日、品川の改札に行くとそこには当時付き合っていた彼女が待っていた。
彼女がいることすら僕には知らされておらず、全く想定外の始まりだった。
そして会場まで案内される途中・・・・気づいた。
目の前のビルの二階。
そこに窓いっぱいに広がるＯＫＥＩのロゴが・・・。
we are okei
そしてその間から見え隠れする数多くの友人の顔・・・。
会場に上がるとそこには、家族、中学高校大学の友人、サザン友達、サッカー友達、代理店の同僚、先輩など
60人くらいの方々がその会場を埋めていた。
僕の携帯を盗んで知り合いへ連絡したり、実家に電話したり・・・・
そんなことをして集めたみんなだった。
もちろん、集まった者同士は知り合いではなく、その日あったばかりの人たちばかりだった。
でもその会場はとても温かく、僕を包み込んでくれた。
その日どうしても来れない方からのメッセージや手紙などを合わせればいったい何人の方々が
協力してくれたのだろうか？
その日ずっと僕は笑っていた。
そして感謝した。
そして最後のあいさつでオケイというあだ名をお店の名にすることを宣言した。
それがその日に対する感謝の心だったから。
それから僕の修行が始まり、今に至る。
あの頃とは全く違う生活になった。
でもあの時の心はずっと忘れないし、ずっと変わらない。
そしてその証拠と身を引き締めるためにお店の中心に飾る送られたパズル。
みんなの寄せ書きが入ったパズル。
1ピースごとに込められた気持ちをたまに読み返す。
そしてぼくはまた一歩前に出ることができるんだ。
いつもみんな、ありがとうございます。
こんな僕をずっとずっと応援してくれて。
この店があるのはみんなのおかげです。
あの頃は夢の夢でした。
でもそれが現実となっていくのを見てもらえて幸せです。
そして今はそれを一緒に見てくれる大切なスタッフにも巡り会えました。
中田君、田上君、召田ちゃん、谷本君。
このスタッフと一緒にこのお店に毎日立つこと
それはあの頃から夢見ていたことなのかもしれません。
楽しく毎日が過ごせているのはスタッフのおかげ。
今日、あの日から三年。
三年間の感謝をこれから改めてこの店の楽しさに変えて示していきます
これからもよろしくお願いします
