okeiのコトバ~okeiオーナー片寄雄啓の話~

神奈川大学を卒業し、広告代理店で6年間勤務。ウルフルズ「ええねん」を聞いて、飲食店独立を決断し、退社。2年弱の修業を経て、2005年に29歳で新橋でokeiを開業。(現在、Pizzeria Terzo okei,Viva okei,酒場961,OKEI BREWERY,Atelier de terrine maison okei,filoの6店舗)飲食の事、カズやサザンのこと、人生の事。コトバノチカラを信じて日記に示したいと思います

息子

今日、父に電話した。

魚屋さんを変える際に、契約書が必要で、前は義理の父へお願いしたのだが、
言いづらくて父に電話をした。

ただ、その電話は僕にとってはすごい勇気が必要な電話。

実はこのお店を出す際に父から200万円借りた。
結婚資金として貯めたお金だったからいいが、契約書を交わそうと言われた。

そこには、返済計画などの事項が法的書類のごとく並んだ。

その中にもろもろの連帯保証人にはならないと書かれていた。

その類の契約で昔嫌な経験をしたらしく、嫌だったらしい。

でもそれしか方法がなく、怒られるのを覚悟して電話した。

そしたら、いいと言ってくれた。
もちろん小言は言われたが、承諾してくれた。

頑固な彼のこと、僕は尊敬している。
だからびっくりした。

でも嬉しかった。
男として理解してくれた部分があったように感じたから。

僕は彼の息子。
その事実だけで僕は前を向いて生きていける。

息子であることを嬉しく思う。