okeiのコトバ~okeiオーナー片寄雄啓の話~

神奈川大学を卒業し、広告代理店で6年間勤務。ウルフルズ「ええねん」を聞いて、飲食店独立を決断し、退社。2年弱の修業を経て、2005年に29歳で新橋でokeiを開業。(現在、Pizzeria Terzo okei,Viva okei,酒場961,OKEI BREWERY,Atelier de terrine maison okei,filoの6店舗)飲食の事、カズやサザンのこと、人生の事。コトバノチカラを信じて日記に示したいと思います

必要な要素

今日、とあるビストロに行ってみた。
食べログで見て恐る恐る行ってみたのだが、楽しかった。

内装は完全にクラブの跡。
お店は8年くらいになるという。

家庭用のキッチンにシェフが立つ。
この店もせまいが、その1/3くらい。

そのキッチンにまともなシェフが立っていた。

味もよく、何よりあの意外性のある感じが何とも楽しかった。

入り口まで行っても入ってもクラブ。
とてもお料理屋とは思えない内装。

でもビストロ・・・。

思えばこのお店もそうだった。
誰も知らないこの雑居ビルになぜかふらりふらりと入ってきてくれたお客様。
それが少しずつ多くなって満席になっていった。

それには異空間要素があっただろう。

その要素は作り上げていくというよりは自然にできていくものか。

形もない。

今日、あの店に行って改めて初心に帰った。
楽しいお店。

それにはあの手狭でみんなががやがやしていて。
スタッフも必死で。

それが今一度okeiには必要かもしれない。