okeiのコトバ~okeiオーナー片寄雄啓の話~

神奈川大学を卒業し、広告代理店で6年間勤務。ウルフルズ「ええねん」を聞いて、飲食店独立を決断し、退社。2年弱の修業を経て、2005年に29歳で新橋でokeiを開業。(現在、Pizzeria Terzo okei,Viva okei,酒場961,OKEI BREWERY,Atelier de terrine maison okei,filoの6店舗)飲食の事、カズやサザンのこと、人生の事。コトバノチカラを信じて日記に示したいと思います

幸せ

今日は突然親父が来た。

少し前に電話のやり取りがあり、新幹線が止まっていて帰れないから。。。と。

3階オープンして見せてなかったので、良かった。

先ほどホテルを取ってあげて、送ってきました、今日はホテル代はご馳走してあげれました・・。

34にもなって恥ずかしながら、親父が来ると嬉しくてたまらない。

一緒に住んだのは14年くらい。
その後はずっと別々に暮らしている。
青春時代やそれ以降、同じ飯を食った覚えもない。
外出を一緒にしたこともほとんどなく、。。。

僕にとっては小学校の時の怖くて優しい親父のままであり、
彼から見ても小学校の少しぽっちゃりしていた僕でしかなく、
ほとんど褒められた事がない・・・。

会社を辞める時も猛反対で勘当されてしまうほどだった・。
でもこうしてお店に来てくれることになって嬉しく思う。

彼は富士に住んでおり、今の奥さんと幸せに暮らし、
先日、より田舎のお茶畑に囲まれた家を購入し、明日からリフォームに入るそうだ。

自分の人生をそこで終えようとしている。

酒もたばこも女も何もやらない親父が3度目に叶えた幸せな結婚生活。
今までの人生は辛いことのほうが多かっただろう。
でも幸せを見つけ、趣味もできて、本当にうれしいだろう。

結婚がどんなものかは知らない。
でも、やり直せるものなのは知った
彼が見せる笑顔が何の説明もいらないと言ってくれているから。