okeiのコトバ~okeiオーナー片寄雄啓の話~

神奈川大学を卒業し、広告代理店で6年間勤務。ウルフルズ「ええねん」を聞いて、飲食店独立を決断し、退社。2年弱の修業を経て、2005年に29歳で新橋でokeiを開業。(現在、Pizzeria Terzo okei,Viva okei,酒場961,OKEI BREWERY,Atelier de terrine maison okei,filoの6店舗)飲食の事、カズやサザンのこと、人生の事。コトバノチカラを信じて日記に示したいと思います

悶々としてしまいました。

あまりこういう内容を書くのもどうかとは思いますが、最近強く思うことがあるので書いちゃいます。

面接を沢山するんですね、ありがたいことに。

今、求人があふれて、全く人が来ない!とかいうお店もある中で、多くの方が面接に来てくれます。

ただ、かわいそうだなって思うことがたくさんありすぎて。・。・。

皆、リモートワーク、働き方改革、自由に働くってことに夢物語を描いてる人が多いというか、もしかしたら全員そうなんじゃないかって思うくらいです。

また配属ガチャ?就職ガチャ?でしたっけ、良くニュースで見るやつ。希望する部署や仕事じゃないなら嫌だとか・・・

もちろん、それもわかりますが、・・・・。

結論から言いますと、やりたいことをやるってそんなに簡単じゃないです。

それを続けるってすごい忍耐力と自己投資が必要です。

お休みや働く時間をみんな聞いてきます。

やりがいも求めるし、給与も求め、時間も短く働きたいし、休みもたくさんほしい。

そんな職人いるのかな。。。。

それ、楽しいのかな。って思ってしまいます。

もちろん、月7日以上の休み、昇給していったり、初任給25万に引き上げたり、いろいろしています。悪くない待遇をずっと続けています。

ただ、それでも、もっともっとという世の中になっています。

仮に飲食で8時間労働を厳密にやろうとしましょう。

前後2時間は掃除でしょう。あと4時間しかありません。休憩も入れると3時間。

毎日3時間だけ何かをしていつできるようになるのか。

そしてランチからディナーまである中で、何人雇えばいいのか、たくさん雇えば給与も下がります。

その中でやりがいとかポジションを欲しかったり、休みも多くほしい。

どうしてあげたらいいのか、わからなくなります。

法律だからとか、色んなことはわかります。

だとすると、プライベートの時間を無茶苦茶削ってみんなが努力してスキルアップしていくのでしょうか。仕事で植え付けるんじゃなくて、個人投資をできない人は排除されていくと厳しい時代ということになりますよね。

いや、もうそうなっていると思います。

徹夜したり、みんなで足が棒になるまで働いたり。

プライベートも共にできるくらいの仲間に出会ったり。今無駄と思われるようなコミュニティを作らないで、今後、みんなスキルをもってやりがいを持って働けるのでしょうか。

もちろん、今オケイという会社に属している方々は、いろんな悩みを抱えながら、そのあたりを払しょくした方が多いです。

お客様へのサービスや温かさを伝えていくのは簡単じゃないです。

それが出来るかどうかは、僕からの愛情表現にもよりますよね。

大事にする気持ちと結果が大切です。

その上で、みんなが楽しく努力していける環境が何なのか。

情報が多すぎて、自分が頑張れる環境に気づかない、それを無駄にしてしまう人がかわいそうでならない。愛情を注がれても、気づかない。

目の前に、幸せがあることに気づかない情報ばかりに目をやってしまうのは、、、

って思うことが多くありまして、こんな内容になってしまいました。